耳の痛みを感じる男性

顎関節症になったときの話

高校生の頃、耳に変な違和感を覚えるようになりました。音楽を聴いていると、耳のあたりがだんだん痛くなってくるように感じたのです。

症状がひどくなっていったので、耳鼻科に行って診てもらいましたが、結果は異常なし。その後も内科に行ったりしましたが、結局よくわからぬままに時間が過ぎていきました。

大学生の時、虫歯が出来たために歯医者に行きました。

医師

その時先生が

「あなたは結構歯の並びが悪い。噛み合わせなんかも良くないかもしれないね」

と言うので

「歯並びはあんまり良くないとは分かってましたけど、それで何か悪いことがあるんですか?」

ときいてみると

「必要以上に噛みしめるのに力がかかったりすることがある。そういうのが続くと、アゴに負担がかかってくるんだ。だからアゴのあたりが痛くなってくる」

アゴというフレーズにはピンと来なかったので

「アゴは痛くないんですけど、たまに耳のあたりは痛くなるんですよね」

と、何とは無しに言ってみたところ

耳とアゴの骨はすぐ近くじゃない。アゴって聞いたら、ヒゲが生えてるあたりしか思い浮かばないかもしれないけど。もしかしたら、顎関節症(がくかんせつしょう)かもしれないね」

その先生の言葉を聞いて、一瞬で全てがつながった時には、思わず鳥肌が立ってしまいました。

私はあまりおしゃべりな方ではないので、先生の「噛み合わせが悪いと、アゴに負担がかかる」というフレーズも、いつもなら「そうなんですか」の一言で片付けてしまいそうだったのですが、もしそうしてしまっていたら、病気の原因の発見がさらに何年も遅れていたかもしれません。

マウスピース

その先生にそのままアゴについて診てもらうことになり、寝る前にマウスピースをつけることにより、寝ている間に歯ぎしりなどでかかるアゴの負担を減らすことにより、顎関節症はかなり改善しました。

偶然の出来事ですが、やはり体の違和感には意外な原因があり、それが大きな病気を引き起こす可能性があるので、多少時間と手間をかけても、その原因を見つけることが大切なのだな、とこの病気をきっかけに感じました。

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